心あたまの中つれづれ

産後夫へのイライラ 嫌いになる前に!お互いが宇宙人だと心得ることが夫婦円満への道

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結婚式

私たち夫婦は学生時代からの付き合いで10年記念日に結婚、今6年目になります。

たまに喧嘩するものの、長いこと付き合ってるわりにはお互いに「仲良すぎじゃない?!」ってしょっちゅう言い合うほどで、それは私がおなか大きい時も変わりませんでした。

そして、愛娘も誕生。
まちがいなく幸福の絶頂!

これからさらに幸せな毎日が始まっていくんだわ♪と思ってました。

でも、

アレ

アレアレ??

もくもくもくと不穏な雲行き…
産後日がたつにつれて積み重なっていく夫へのイライラ。

「私は24時間体制、エンドレスで授乳、あやす、おむつ替えなのよ! なのに何寝転がって携帯見てるの!」って。

悲しくなるほどに彼への熱が冷めていき、もうスキンシップも「やめてくれませんか?」とまでになってしまいました。(口にはしてないです 笑)

可愛げのあった私ははるか彼方へ。。。

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これが噂の産後クライシス?!

産後クライシス
…出産を契機として夫婦仲が悪化する現象を指す表現( Wikipediaより)

同じように悩んでる人を探して、ためしに「旦那」と検索してみたら「イライラ」「嫌い」「うざい」「ストレス」などのキーワードがじゃんじゃん予測で出てきてビックリしました。みんなもいろいろあるんですね。。。笑

産後、夫に対して冷めたりイライラするのはホルモンバランスが原因のひとつと言われています。

私の場合もそれがきっかけにはなったと思うんです。

しかし思い返せば、夫のふるまいというのは、ずっと前からわからないことが多かったんです。

それでも「好き好きー♪」フィルターで覆って、その都度受け流したり、理解しようとしたりずっと努力できていました。

ところが、育児で180度生活が変わってしまった私には、そんな余裕がきれいさっぱりなくなってしまったんですね。。

関係をよくしようと努力してみても空回りするばかり。
仲が良かっただけに、トゲトゲしては落ち込んでを繰り返す毎日がとてもしんどい。。。

何かこの心持を変えられるヒントはないかと、ベビーカーを押し何度か本屋へ出向き 『夫婦円満』『良妻賢母』などがテーマの本をいろいろ物色しました。

そこで目に留まったのがこちらの本。

ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた

パラパラとめくってビックリ。目から鱗がポロポロ落ちました…!

そもそも努力する方向がまちがってたの…?!

以下、私が印象に残ったところをご紹介します。
(あくまで私たちに当てはまっただけで、すべての男女が当てはまると思っているわけではないです)

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男は分析して満足する、女は話してすっきりする

男女間の違いでもっとも大きいのは、ストレスの対処法である。
男性は、ストレスの種となっている問題を解決することにより気持ちを取り直し、女性はその問題に関して話すことによって気持ちを切り替えようとする。
ベストパートナーになるために

このような時彼は自分の殻の中にこもり、目前のストレスに心を奪われてしまうので他の人や、ことに普段と変わらない気遣いをする余裕がないとのこと。

なるほど!と思いました。

私は普段これだけはやってねと決めていることを夫がちょくちょく忘れることがとても嫌で、「こんなに単純なことを忘れるなんて理解できない!」と思っていました。

(例えば、洗濯物を裏返しのまま洗濯機に入れない、娘が触ったら危ないものは手に届くところに置かない、など)

でも、そういう時は心がどこか別のところにいってしまってるんですね。
悩んでても、平均的に物事をこなすことができるのは当たり前だと私は思っていましたが、それは一般的に女性がもつ特性だそうです。

そして、彼はその問題を誰かに助けてもらわず自分だけで解決するべきものと思っている。

そんなこと知らない私は「どうしたの?」と聞いても、「別に」「何でもないよ。大丈夫」としか言わない彼に、「大丈夫そうじゃないから聞いてんの!」と腹立たしい気持ちになってしまう。

疲弊や苦悩といった否定的な感情を、心を許した相手に対してオープンにすることは当然と女性は思う。

しかし、男性はそれを恥ずかしく感じる人が多いというのです。

私は悩みを彼に聞いてもらったら楽になるから、てっきり彼もそうだと思い込んでました。

そして、その問題がすぐには解決しない時にテレビを見たり、新聞を読んだり、スポーツ観戦をしたりする気晴らし作戦で頭と心を開放し、また新たな気持ちになって問題に向き合うというのがあって、うちの夫はこれが週刊プロレスや漫画、HULUで動画を見ることなんだなぁと気付きました。

これまでは、私だって今日一日育児疲れたし自分だけずるいとか、仕事大変そうなのに問題が嫌で先延ばしにしてるんじゃないのと思ったりしていたけれど、今では「大変な思いしてるのかな?気晴らしできてるかな。」と気遣うことができます。(ただ鈍感に自分だけくつろいでるだけの時もあるけど 笑)

私のことを話したい時も夫がしんどそうだったり、何か考えて心ここにあらずな感じの時は、またタイミングを改めるようにもなりました。

“「話を聞いてもらえない」ことが問題なのではなく、それによって「自分は愛されてない」と感じる点にある”というのは本当にそうで、理由がわかれば話し合ったり話を聞いてもらうタイミングが少し遅れても心穏やかでいることができます。

二人の”すれ違い”は、こんな計算ミスから生まれる

女性
男性の採点をする時に次のような基準で行う。贈り物の大小にかかわらず、一つのことは一点として評価するのだ。一つひとつのプレゼントやちょっとした心づかいが、ほぼ同じ価値を持っている。

男性
小さなことをしてあげれば一点、大きなことをしてあげれば三十点と勝手に計算する。彼は、女性がまったく違った採点基準を持っていることを知らないために、自分のエネルギーを一つか二つの大きな”プレゼント”に集中させる。

うちの夫はとっても仕事が忙しくて、朝早く出て行き夜中に帰ってきます。

会社にやらされてるというより、自分から時間を犠牲にしてでも働くという価値観。

そのおかげで私と娘は暮らすことができて、身を削り働いてくれていることにもちろん、とてもとても感謝しています。 (体も心配です。)

でも、それは「自分」の時間だけではなく「家族」の時間でもあるという認識はあるのかな?という思いが私にはありました。

家事・育児(しつけも)に加え、冠婚葬祭関連、マンションの更新、将来設計、幼稚園探しなどなど、妻の私が当たり前にすべてをまかされている状況にプレッシャーもあり、しばしばキャパ不足で泣きたくなったり。

仕事で疲れているだろうし、専業主婦なんだからそれくらい当り前と頭では思うけれど

「お金をかせぐ人」と「それ以外をやる人」

そんなふうにそっちとこっちって、ピっと線引きをして暮らすって味気ないしさみしいなって。その時々で相手をうかがいつつ間に思いやりがあればいいのになって。

でもこの本を読んで、彼は別に私を家政婦のように扱ってるつもりはなく、それが公平だと思ってるだけなのか?という目で見てみることにしました。

彼は身を粉にして働いてるんだから自分はそれだけで三十点、あとは悪気なく私に三十点分の仕事をしてもらって当然と考えている。

でも、こちらからしたら仕事ひとつをやっているだけだから1点(そこまで低くないけど、本に出てきた例として)、自分はあらゆるジャンルのことをやっているから何点分もこなしていて自分ばかりが損してる気になってしまう。(育児は休みなしなのでなおさら) 

採点方法にズレがあるんですね。

それを意識してからは「私ばっかり!」と思うのをやめて(100%は無理だけど 笑)、素直に「今、私○○をやってるから、○○をやってもらってもいい?」とわかりやすいように頼むようにしました。

そして、やってもらえたらそれがどんなに嬉しいことかを伝えるようにしました。

そうしたら、彼は仕事でお金をかせいでくるだけが家族の喜びではない、彼にとってはとてもささいに感じることが私にとってはすごく大事で、嬉しいものなんだということが少しわかってくれたみたいです。

私の機嫌がよくなった方が、彼も家の中がリラックスできる空間になるので好循環ですよね☆

すると前よりもお互い感謝し合えるようになってきた気がします。


『女が愛を深く実感できる98のアプローチ・リスト』というのがのっています。

そこに”彼女が洗濯をする前に裏返った靴下を元に戻そう”みたいなのが書いてあって、これ海外から来た本だよね?と思わず笑ってしまいました。笑 

靴下問題は世界共通!笑

98の項目は(ボリュームすご!)全部やってもらえたら、もう私はイチコロです。笑

“責める”より”許す”方にエネルギーを使おう

彼によりよくなってもらおうと願ってついあれこれ口を出してしまうんですが、相手は自分を変えようと余計なことをされているのだと感じるんだそうです。

自分を無能で弱いものと見なし、さらには愛していないことの証であると。

二人の間にとどめを刺す、女の”言葉のナイフ”の例がのっているんですが、自分が言ってることばかりでびっくりしました。笑

「あなたはまた、家へ持って帰ってくるのを忘れたのね。どこか忘れないような所に置いておいたらどうなの?」って言い回しは違えど、傘のことで何回も言ってました。 (いや、何度も忘れる方も悪いけど!笑)

でも最近はつい突っ込んで何か言いたくなる時もひかえるようにしたら、その方が気をつけてくれたり、自分から率先して動いてくれたり。

例えその助言やお小言の内容が正しいことであったとしても、それを言う方がよりよい暮らしのために必ずしも正しいというわけではないんですね。

なかなか複雑です。いや、シンプルなのかな??

婚姻届や離婚届をもらう窓口に置いてあったらいいかも?!

うまくまとめられなくて、こんなに長くなってしまいました。

他にも『”男のやさしさ”を上手に引き出すテクニック』として効果的な頼みごとの仕方など、すぐに試してみたくなる内容が盛りだくさんです。

「これを読めば相手を簡単に理解できる」「男と女はほとんどパターン化できる」という本ではないと思います。それよりも、相手のベースになっているものを理解し、思いあう大切さを感じました。

私はわたしたち夫婦特有の悩みだと思っていたことが、そのまま本に書かれていて「え!?うちだけじゃないんだ。あるあるなんだ!」ということを知っただけで、ずっと暗いトンネルにいたような気持ちがすっと楽になりました。

昨今、離婚件数はどんどん増えていますが、もしかしたら離婚の原因となった「彼特有の欠点」だと思い込んでいたものが実はそうではなくて、やりようによっては関係を修復できた人もいるんじゃないかとこの本を読むと思ってしまいます。

まぁ離婚の理由が旦那さんの浮気とかなら仕方ないですが…。笑

少なくとも、私は自分とは違う相手の価値観に触れたり、想像するきっかけになりました。

役所の窓口とはいわず、付き合ってる時、いや、付き合う前に読む機会があってもいいなと思うほどです。笑

これからも彼とはぶつかり合うことや、理解できない!と思うこともあるでしょうが、「普通は~なはず!」「私だったら~なのに!」という凝り固まった視点ですべてのものを見てしまわないようにしたいと思います。

くり返し読み返す一冊に決定!

もし、旦那さんや彼氏などパートナーのことが好きなのに、どこか息苦しさや違和感、歯車が合わないと感じることがあれば試しに一度読んでみてほしいです☆

やはり夫婦は試行錯誤の連続です→旦那さんの休み嬉しい?面倒くさい?マイナス感情が生まれる理由を考えてみた

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