前回は何種類かの変遷を経て、なぜ羽仁もと子案家計簿に決めたのかという理由と、その特長について書きました。
関連記事:羽仁もと子家計簿①はじめに~決めた理由と家計簿の特長
今回からはいよいよ羽仁もと子案家計簿の中身についてご紹介していきたいと思います☆
羽仁もと子家計簿と当座帳はワンセット その役割とは
まず、今までの家計簿と違うのが、『当座帳』と『メインの家計簿』の2冊を使って家計を管理していくところです。
え?2冊もつけるの?面倒くさいんじゃ…
て思いますよね。私も思いました、ええ、もちろん。笑
でも、なんていうのか…
実際つけてみると手間はかかるんですがとても合理的なので、不思議と面倒くさいとは思わない!(もちろん人によると思いますが)
『当座帳』というものが、いうなれば一般的な家計簿の役割。
その日何に使ったか、あといくら残っているかを毎日記録してお財布の中身(現金)と照らし合わせる作業をします。
残高をふんわりとではなく、きっちりスッキリ把握するということですね。
当座帳のつけ方《大元表》
当座帳の中身はこんな感じ↓
見開きで4日分が記入できます。13段しかないので書ききれない場合は次の日まで食い込んで。
まず月始め(1日始めでも給料日でもそれぞれ区切りの初日)、日々の記録枠の1日分か2日分かをとって《大元表》というものを作ります。
当座帳は手元にある現金を管理するためのものですが、例えばひと月に現金で扱う生活費が6万円だとします。
でも6万円全部お財布の中に入れている人と、そうでない人がいると思います。(なかなかの大金だし使っちゃいそうだし!)
そこで銀行なり、袋わけで別の場所に保管してるなどいろいろだと思いますが、財布に入ってないけど現金で扱うことが決まっているお金を全体で管理しやすくするために《大元表》というページを作るんです。
(今までの家計簿シリーズと字がだいぶん変わってますが、大人っぽい字を書こうと少し前から練習しているからで自分の家計簿の画像です 笑)
我が家の場合は給料日に、足りる足りないは抜きにしてまず5万円を生活費用で銀行からおろしてきます。
そしてそこから1~2万円を財布に入れて、残りは別の場所に保管。
それなのでまず最初に5万円が入金額で、財布に入れた分を出勤額として記帳します。
ちゃんと財布に入れるごとに、あといくら残ってるんだと明確にわかるのでやりくりも意識しやすくなりますよ☆
当座帳のつけかた《日々の記録》
次に毎日の記帳のページ。
とにかく毎日使ったお金はすべて書き出していきます。
数量はときに、リットルだったりグラムだったり。
面倒くさい時は空欄にしたりもしますが、書き留めてると後でなんとなくどれがどれだけ入っていて、「お得か」とか「お肉使いすぎたかな」とか気付くことができる効果がありますよ^^
そして羽仁もと子家計簿は、すべての項目を費目ごとに割り振るのもまた大事なポイント。
雑費などふんわりしたものはありません。笑
費目わけに迷っても大丈夫!
メイン家計簿についている冊子に、細かな費目わけの表がのっています。
取扱説明書みたいなものが、冊子でついている家計簿を見たのは初めてです。笑
これで去年はこれ雑費にしたけど、今年は子ども費に入ってるなんてことがなくなるので、何年間かで正確な比較ができるので、毎年の予算だてが楽になるんですね。
また羽仁もと子家計簿は、「友の会」という主婦を極める集まりがあり、そこで会員の家計簿の内容もデータとしてとってます。
人によって、費目のばらつきがないので、年代別だったりの平均データが出てるのもまたおもしろいですよね。
消費税も費目ごとに書いた方がいいと手引にはあるのですが、さすがに大変なのでその日一番多かった費目の分に全額入れちゃいます。(ここは手抜き…笑)
これが家族が多いと大変で書いてられないから、お店ごとの合計額のみということもあると思いますが、今のところうちは苦労なくすべての内訳を書いています。
手持ちのお金が少なくなった時は、お財布に足してその分《入金》として記入。(《大元表》では出金となる)
その日使った入出金合計、その月のそれまでの入出金の累計を毎日書き出していく作業が、以前働いていた雑貨屋の帳簿みたいな感じで私は苦になりません♪
まだ今月に入って少ししかたってないのにもうこんなに使ってるとかもわかりやすいです。
羽仁もと子案家計簿はお金の流れがすっきりくっきり見えるのがやみつき
缶ジュースや交通費などレシートのないものまで記入して、1円単位まで現金と数字が合った時の気持ちよさ!
たまに合わなくても、「そうそう!あれに使ったんだ!」ってよーく思い返すクセがつきました。
思ったよりも自分って簡単に、適当にお金使ってたんだなってちょっとびっくり。。
今まで使途不明金多くはないにしてもポロポロあったのに、もうこれからずっと使途不明金が出ることないんじゃないか?って気がしてます☆
カード払い分は内訳も書いてその部分を全部を大きな(カッコ)でくくって記録しているので、後で請求がきて何に使ったかわからないなんてことがなくなりました。
当座帳とはある意味日記みたいなもの
このように、かなり細かく毎日の入出金を記入する当座帳。
でも、これを振りかえるとなんとなくその日1日の流れや空気を思い出すことができて好きです。
だからわざと交通費なんかは行き先なども全部書いてます。
要は、手持ちのお金の入出金と内訳が記録できたらいいので、慣れたら普通のノートで代用もできると思います。
でも私の場合決まったフォーマットがあった方が、やはりきれいでモチベーションを保ち続けることができそうなので、当分は正規の当座帳を使うつもりです。
羽仁もと子案家計簿をつけるうえで参考になった本
この家計簿を出している『婦人之友社』が出版している『かぞくのじかん』という季刊誌。
羽仁もと子家計簿を使っている方のブログでおすすめされていました。
私は家計簿を買う前に本を読んだのですが、めちゃくちゃ勉強になって、羽仁もと子案家計簿がほしくなっていてもたってもいられなくなり、本屋へ向かったのでした。笑
↓羽仁もと子案家計簿をつけるのに一番参考にした雑誌はこちら
がっつり『羽仁もと子案家計簿』の予算の組み方や、いろんな人の使い方がのっています。
この雑誌は毎回いろんな特集がおもしろくて、かつ宣伝色(広告ページ)が少なくて大好きです。
ざっと説明しましたが、やっぱり長くなってしまいました。うまく説明するって難しい…!
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
次回からはいよいよ《メイン家計簿》についてです!→羽仁もと子家計簿③予算を立てる~収入・支出
家計簿に関するすべての記事の目次はこちらです☆→【羽仁もと子案家計簿まとめ】今度こそ家計がクリアに!私が敬愛する100年以上の歴史がある家計簿
とても分かりやすかったです。お金の動きをキチンとつかんでいれば、安心ですものね。私はパソコンソフトを使っているのですが、手書きの家計簿に戻りたくなりました。
>ハクさん
こんにちは!
コメントありがとうございます☆
手書きの家計簿は、集計などがやっぱり面倒だったりするんですが^^;
でも、ちまちまと手書きで書くのが好きで、結局パソコン家計簿には手が出ないままです☆
どちらにも利点があるので、うまく利用したいですよね^^