お味噌汁に『なす』。
トロっとしておいしい具材です。
でも、なすのお味噌汁ってお汁の色がすごく悪くなって困った!ってことはありませんか?
なすのきれいな紫が全部溶け出てしまって、
「うわ!このまま味噌溶き入れても大丈夫なの?」
と思うほどぎょっとする色に…!
さすがにためらってしまって、一回その汁を捨ててからあらたに湯を足したりなんかして。笑(それでもまだまだ溶け出すんですけどね…)
あの紫色は、ナスニンといってアントシアニン色素の一種。
抗酸化作用があって、動脈硬化などの生活習慣病の予防にもなるそう。
これは皮を向いてしまわずに、ぜひそのまま調理したいですよね!
先日、おかずのクッキング(テレビ朝日)できれいな色を残したままできる、なすのお味噌汁の作り方が紹介されていたので、コツをざっとまとめてみました☆
1.切る
まず縦半分に切ってから、ななめに5ミリ幅で切っていく。
(垂直に輪切りすると食感が悪い仕上がりに)
2.なすを水にさらしてアク抜き
切ったなすを10分ほど、水にさらす。
その際、全部のなすが水につかるように落としぶたをして押さえつける。
こうすると中に十分に水分を含んで、火が通りやすくなり、「浮きなす」といって、いつまでたっても浮いて火の通らないなすがなくなる。
だし汁をわかす
いちからだしをひいても、顆粒だしでもお好みで☆
だしはオーソドックスにかつおと昆布のだしがおいしい。
【だしの引き方】作りやすい分量
水 1200CC
昆布 20cm
1.上記を中火にかける
2.ふつふつ泡が出てきたら昆布を取り出す(注:これ以上入れておくと昆布のくさみが出てしまう)
3.取り出したらいったん火を強めて沸かして、煮立ったら火を止める
4.削り節を鍋全体を覆う量を入れ、みずから出たところだけお箸でつついて沈める
5.触らずに1分ほど置く
6.布巾でこす
これで澄んだおだしの出来あがり☆
だし汁でなすを煮る
なすの水気を切ったら、色が悪くなってくるのですぐに調理にかかる。
フタつきの鍋にだし汁を沸かす。(火は強くてよい)
その中になすを入れる。(必ずぐらぐら沸いている中に!)
ひと混ぜしたらフタをして手で押さえて圧力をかける。
中が煮えくりかえることによって、なす紺の色を留めることができる。それには高温が必要。
(シュッシュとふたの淵から湯気があふれてきたら、煮えくりかえっている証拠)
30秒ほどたって、フタをあけると…
おだしの色がきれいなまま!
なす紺の色もちゃんと残ってます。
こんなにきれいな色のままお味噌汁を作れたことが今までになかったから、感動!!
みそをとく
味噌(なすには赤みそなど香りの高いものがよく合う)をといたら、出来あがり☆
これであなたもなすのお味噌汁名人!
味噌の香りがふわっと上がってくる煮えばなが、なすのお味噌汁は一番おいしい!
ほっと落ち着く香り。
きれいななす紺の色と、食感をしっかり楽しむことができます。
これで、もう鮮やかな紫が溶け出た汁にびっくりする必要はありません。
じゃんじゃんおいしいなすのお味噌汁を作りましょう!!
同じ悩みをもつ人に尊敬されてしまうこと請け合いですよ☆
こちらのコツもおすすめです→簡単なパプリカとかぼちゃの切り方☆こういうの知ってると料理のハードルってちょっと下がる