家計簿に求める役割といえば、記帳をすることでまず「何にどれだけお金を使っているかを知る」ということ。
無意識に使っていたものまできっちりと視覚化することによって、支出をひきしめる効果があります。
そのための家計当座帳については前回ご紹介しました★(記事→羽仁もと子家計簿②当座帳のつけ方)
次にやることといえば、「予算を決めてそれを守るように努める」こと。
私も今まで月予算を決めて、費目予算を決めて、週予算を決めて、ポケットが多い財布を使ったり、袋わけをしたり…
いろいろと試行錯誤を繰り返してきました。
でも、いまいち家計をつかみきれない。
本当に毎月行き当たりばったりというか。。。
それにはちゃんと理由があったんですね。
予算はたてているのにうまくいかない理由
予算をたてていたとしても、急な出費や季節の行事代など変動がありますよね。
例えば「父の日のプレゼントや郵送に雑費をほとんど使ってしまったけど、風邪をひいてしまって病院代、薬代もかかって赤字になってしまった」とか。
美容院代などは、だいたい何カ月ごとにいくら使うというので毎月積み立ててたけど、予想外の急な出費が多くなってしまうと、それすらままならず。泣
その度に雑費、越えた分は特別費として計上して月ごとに「あ~赤字だった。でも仕方なかったもんなぁ…」で済ませてしまってました。(記事→続かなかった理由~サンキュ!Happy家計簿の使い心地)
前にもご紹介しましたが、羽仁もと子案家計簿をひらいてすぐのページにこう書いてあります。
私が今までいまいち家計をつかみきれずモヤモヤしていたのはこれだー!って思いました。
それなので、予算を月ごとだけではなく、まずは年間で立てるというところに1番の興味をもったのでした。
年間予算をきっちり立てることが大事!1年目は大変…!
2013年の11月に「羽仁もと子家計簿」を手に入れ、2014年の予算を組むぞー!とめっちゃはり切っていたものの育児やその他諸々バタバタとした日々で、結局本腰を入れて予算を組む作業をしたのは年末ギリギリから!笑
しかも『食費1カ月○○円。だからそれを5週でわって1週間○○円』というのとは全然違う!
とにかく我が家のすべての収入、支出の洗い出し、年末の家計大棚卸しでした。(もちろん1人で…!泣)
収入予算をたてる
今までも月ごとの最低手取り額はこれくらい、と仮定して予算を組んでいました。
でもさきほど書いたように行き当たりばったりで、苦しくなってきたところにボーナスで命拾い…
という感じで結局年間でいくらもらっているのか漠然としかわかってなくて。
というか、今回調べてみてまっっったくわかってなかったということがわかった…!!
ここでいう収入予算とは税金も社会保険もひかれる前の金額。
過去1年間の給料明細をすべて出してきて、ボーナスも最低限の価格を計上。もちろん児童手当も。
なっ!!夫、けっこう頑張ってる…!!
いや!決して頑張ってないとか思ってなかったけど!笑
年収って額面なのになんとなく手取りで換算していたものだからビックリしたのでした。
いつも朝早くから夜遅くまでボロボロになりながら働いてくれてありがとう。感謝…!泣
全部出し終えたらそれを12カ月で割って、それが月の収入予算になります。
貯金も予算にとる
希望の貯金額を い ち お う 予算にとってみます。(これはやっぱり予算組んでいくと思ったようにいかない場合が多い 笑)
天引き貯金の分、貯蓄型保険(我が家はなし)、生活プール金、マイホーム積立など。
後で調整するので、とりあえずざっと強気で設定してみることが大事。(見事に後でガツーンと打ち砕かれたりするけど 笑)
支出予算を立てる
収入予算を立ておえたら、次は支出。
さぁ始めよう!と思って、
「さて…ナ ニ カ ラ ?」
ってしばしポケー・・・(放心)
いろいろありすぎてまず一回途方に暮れた。笑
まず、給料明細から税金と社会保険を引くことから取りかかる。(こんなに減るのね…泣)
さらにそこから貯金予算額も引いたものが、毎月の『純生活費』になります。
この範囲内で毎月の支出予算を立てなくてはいけないのですが、自分の頭だけで組み立てていくのは無理!!と早々にあきらめ、今までの家計簿を参考にすることに!
というか、もうぜーんぶ項目ごとに地道に集計した!!(膨大な量…!笑)
だって、今までの費目わけと全然違うんだもの…!
今まではお米と酒は合わせて予算をとってたけど、羽仁もと子方式ではお米は食費の中の主食費、酒類はなんと調味料費!(ナヌー?!)
雑費にほり込んでしまっていた美容院代は保健衛生費、友達への出産祝いなどは交際費などなど、どんどん細分化されていきます。(これはまた別記事にて)
おかげで年末年始は電卓を鬼のように叩いてました。
そのアナログ具合を見かねた夫がエクセルで計算表作ってくれて、劇的にスピードアーップ!!
やっと、今まであいまいだったものまですべて、費目ごとに割りふって集計も完了☆
前年の家計簿を見て毎月必ず使う食費、日用品などに加えて、父の日、母の日、誕生日、結婚記念日など毎月じゃないけど毎年決まって出る支出などもある程度の予算をとらえることができました。
その次に、今年使いたい、買いたいものがあればそれもどんどん書き出します。(例:家電の買い替え、旅行など)
そしてそれも合計してから12カ月で割って月平均を出します。
予算を考える上で確かめたいポイント→羽仁もと子家計簿*予算の立て方☆オーバーしても投資する気持ちを大切に
予算の仕上げ
やっと、最終段階~!(私はこの時点でかなり数字に目がまわってました 笑)
でもここからが一番大変だった…!笑
費目ごとに決めた予算を全部足してみて純生活費の金額に収まったら何の問題もないのですが、うちは
「エ?何かものすごくマチガエチャッタ?」
というくらいはみ出しました。笑 つまりは赤字。
やっぱりあれもこれも備えてって考えたらどうしても多くなっちゃいますよね…。
でも現実はそんなに甘くない。泣
私たち家族にとって大切なものとはなんなのか?
と決して大げさなんかではなく自分たち家族ならではの優先順位や望む生活ととことん向き合うことになります。
正直、めっちゃつらい作業だった…!
だって人間だから悪いとわかってても、無駄とわかっててもついついやめられないことはあるし、絶対こっちの方が大事なのにどうでもいいことでこんなにお金が飛んでいっているという事態を目の当たりにしたりして、とても切ない気持ちや情けない気持ちになったりしました。
でも、これは本当に大事。ここを考えないから、今まで家計簿つけてただけだったんだろうなぁって思う。
まず目をそむけたくなる内容でもしっかり家計の現状を把握して、それからなりたい自分、なりたい生活にちゃんとお金を使っていくことができるように軌道修正する。そして心身ともに健やかに暮らす。
そんな意味合いがあるんだろうなってこの家計簿には感じます。
家計簿をつけるにあたって参考になった本
この家計簿を出している『婦人之友社』が出版している『かぞくのじかん』という季刊誌。
羽仁もと子家計簿を使っている方のブログでおすすめされていました。
私は家計簿を買う前に本を読んだのですが、めちゃくちゃ勉強になって、羽仁もと子案家計簿がほしくなっていてもたってもいられなくなり、本屋へ向かったのでした。笑
↓羽仁もと子案家計簿をつけるのに一番参考にした雑誌はこちら
がっつり『羽仁もと子案家計簿』の予算の組み方や、いろんな人の使い方がのっています。
この雑誌は毎回いろんな特集がおもしろくて、かつ宣伝色(広告ページ)が少なくて大好きです。
毎度長くなってしまってすみません!
次回からは費目ごとに細かくどのような感じで予算をたてたかについて書いていきたいと思います。
まずは生活の要!食費予算から→羽仁もと子家計簿④食費予算の考え方・つけ方
家計簿に関する記事の目次はこちらにあります☆【羽仁もと子案家計簿まとめ】今度こそ家計がクリアに!私が敬愛する100年以上の歴史がある家計簿
わたしも予算を立てた家計簿をつけてみたい。と、ここへたどり着き、ここまで読んで、あ~やっぱり大変そう。むり~!
家計簿は付けてるんですけど、だた書いているだけ、というやつです。予算を立てないと意味ないんですよね~わかっているけど、、、。
この後も読んでやる気になったらやりたいけどなぁ、、。無理かなぁ。
続き、読みます~。ためになります~。ありがとうございます!
にゃんこさん、はじめまして!
家計簿の記事から来てくださったということで…
少しは参考になりましたでしょうか…??^^
家計簿記事を書いてる私ですが、なんと2016年は予算を立てていません!(←コラ)
でも、数字だけで削りに削ってたてていた予算を、今年はもっと気持ちに沿った(心を豊かに)使い方をするとどうなるか?と調べているという感じです。
それがわかったら、また2017年は予算を立てようかなと思っています☆
私も愛用してます!羽仁もと子案家計簿!友の会で助けられながらですけどね…。どーしても調味料費が守れません。そう酒です(笑)。あと、主食費の予算に給食代を入れて無かったんでめっちゃオーバーしました。
また読みにきまーーす\(^^)/
うのぴーさん、はじめまして!
友の会入ってらっしゃるんですね☆
友の会の方のシステマティックな家事・家計は、本当に尊敬するばかりです(=^・^=)
我が家も調味料費はオーバーしがちです。
お酒…、悩ましき存在です。笑
ぜひぜひまた覗きにきてくださったら嬉しいです♪